プロジェクトの背景

クライアントである日系製薬企業は海外バイオテック企業(以下、対象企業)から開発段階の薬剤のライセンスを既に取得しており、さらなる株式投資を検討していました。クライアントは、タイトなタイムラインのなかで対象事業のデューディリジェンスを行い、また公正な企業価値評価のプロセスにおけるファシリテートをL.E.K.に要請しました。

アプローチ

L.E.K.は市場調査・DCF分析・類似取引比較法・マルチプル法を通して、対象企業の企業価値評価を実施しました。具体的な分析は以下のものを含みました。

  • 対象企業の既存薬剤の対象疾病の拡大可能性および適用患者の増減予測に基づく対象企業ポートフォリオの収益予測
  • 開発中新薬の臨床試験、上市・販路構築にかかる必要諸経費の予測
  • 上記分析のアウトプットを用いたDCF法による企業評価
  • DCF法と対比して、類似取引法とマルチプル法により企業価値評価との比較を行い、妥当性の検証

結果

本プロジェクトを通して、L.E.Kは対象企業の企業価値評価を迅速に行うことに貢献しました。クライアント企業は、この結果に基づき、対象企業の企業価値に影響を与える諸要素について理解を深め、適切な投資判断を行うことができました。

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